天候不順や物価高が続く中で、生鮮品のEC各社がサービスに磨きをかけて、新規会員を順調に増やしている。オイシックス・ラ・大地が展開する「Oisix」は、「プレミアム時短」を掲げ、会員の課題解決に向けた新たなミールキットの開発を続ける。ビビッドガーデンは、冷凍食品のサブスクで見込み客との接点を広げて会員数を伸ばす。イオンネクストは、サービス提供エリアを拡大し、2026年2月末時点で会員数が90万人に達した。各社は2026年も事業拡大に向けた取り組みを見せている。
<CONTENTS>▼【オイシックス・ラ・大地「Oisix」】「プレミアム時短」を軸に2.5億食 ミールキットの販売好調
▶【イオンネクスト「Green Beans」】子育て層から支持 会員数が90万人を達成▶【ビビッドガーデン「食べチョク」秋元社長インタビュー】創業10年目迎え新たな成長目指す
【オイシックス・ラ・大地「Oisix」】 「プレミアム時短」を軸に2.5億食 ミールキットの販売好調
オイシックス・ラ・大地は、食品EC「Oisix」において、2013年7月から発売したミールキット「Kit Oisix」の累計販売食数が2億5000万食を突破した。「プレミアム時短」をコンセプトに、会員へのヒアリングをもとに新商品を開発して販売拡大に弾みをつける。
2025年4-12月期(第3四半期)には、10月に発売した包丁・まな板を使わない「超ラクKit」シリーズの販売数が全体の約半数を占めるまでに成長した。コロナ禍後の出社回帰でニーズが高まっている調理時間の時短ニーズを捉え、生ごみや食べ残しの削減意識の高まりも追い風になっている。

最近ではヘルスケア領域にも進出し、「がん患者さんとつくったヘルスケアOisix」「腸内環境ごはん」といった商品を提供する。新たな体験価値を創出することでさらに販売数を伸ばしたい考えだ。
▲「がん患者さんとつくったヘルスケアOisix」