2020.09.05

オーチ、子ども服ブランド「otona de kodomo」を展開 家族の安心・安全にこだわったマスクが大ヒット【人気の立役者】

赤尾翼代表

アパレルや雑貨の製造・販売を手掛けるオーチは、自社ブランド「otona de kodomo」の子ども服をECと実店舗で販売している。新型コロナウイルス感染拡大を受け生産した、高機能マスクが大ヒット。同社の看板商品へと成長した。

「otona de kodomo」は2017年の創業以来、同社が打ち出している子ども服ブランド。「大人が着たくなる子ども服」をコンセプトにしている。

オリジナルの衣類・雑貨を製造していく中で、コロナウイルスの感染拡大防止に向け、安全性を追求した自社開発のマスクの販売も開始した。4月に発売した「otona de kodomoマスク」は、累計15万枚を売り上げる大ヒット商品となっている。「otona de kodomoマスク」は、防水加工を施した高機能マスク。内側には天然ラテックスを使用している。子どもから大人まで使用できる3サイズを展開し、価格は550円(税込)。


「ヒット商品となったotonadekodomoマスク」

二児の父でもある赤尾代表が、子どもの安心・安全を守るために妥協なく開発した商品だ。「1番の目的はウイルス感染のリスク軽減に、2番目にはマスクでおしゃれを楽しめるよう、ブランドとして試行錯誤を重ねた」(赤尾代表)と話す。

赤尾代表は工場との打ち合わせなどで中国へ行き来する中、2020年1月の段階でコロナウイルスのリスクを察知。中国の工場に掛け合い、マスクの製造を開始したという。「市場を改めて見てみると、大人向けの高機能マスクはあっても、子ども向けのものがないことに気付いた」(同)と、開発に至った背景を話す。

4月7日に予約開始した「otona de kodomoマスク」は、開始2日で1万枚を受注。予想を大きく超えるヒット商品となった。「当初の目標は月間で500~1000枚だった」(同)と振り返る。

6月18日には、夏向けに生地を薄くした改良版も発売。以後も改良やカラー展開を進めていく計画だ。「安心・安全を徹底したコンセプトや、子ども服ブランドが作ったマスクというのが、ユーザーから共感を得られたのだと思う」(同)とヒットの要因を語る。

「マスクのヒットにより、ブランドの認知も高まっている。マスク専門店の展開など、新たな試みも積極的に実施していきたい」(同)と抱負を語る。


「otona de kodomo」
https://otnadekodomo.official.ec/

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