2020.09.04

【コロナで出品急増】アウトレットアプリ「Let」のショップ数が4カ月間で2倍に 訳アリ品の販売需要拡大

レットは9月4日、訳あり品を売買できるアウトレットアプリ「Let(レット)」の出店ショップ数が、5月以降の4カ月間でおよそ2倍に増加し、3100ショップになったと発表した。コロナ危機の影響により、加速度的に増加したとの考えを示している。

「Let」は、余った在庫、型落ち品、使わなかった新古品、処分したい中古品など「訳あり品」を売買できるアウトレットアプリ。初期費用、月額は無料で利用でき、アプリをダウンロードして最短1分と簡単かつスピーディーに販売を開始できるという。

新型コロナウイルスの影響で大量の在庫ロスが生じた生産者やメーカーをはじめ、ネット通販を活用して商品を直接販売する事業者は急激に増加している。ネットに新たな販路を切り開く事業者の幅も広がりをみせ、食品や加工品など賞味期限が存在する商品を扱う生産者、倉庫や店舗の在庫循環が重要な小売・卸業者、新たに始動したD2Cメーカーなど多岐にわたる。一方、消費者においても、新型コロナウイルスへの懸念からECでの購買体験がこれまで以上に習慣化し始めており、幅広い商品ジャンルでECの利用頻度が上昇している。

レットでは、コロナ危機におけるこうした状況の中、幅広い事業者を対象に、専門知識がなくても訳あり品をアプリから簡単に出品・販売できる仕組みを提供したことで、販売者が加速度的に増加したとしている。また、消費動向がEC偏重となり、ネット通販需要が増加したことが各ショップの売上拡大に寄与しているとし、新型コロナウイルスの影響で余った在庫を販売し、1カ月で数百万円の売上をあげる事業者などの事例も出てきているとした。今後も過剰在庫・滞留在庫を簡単かつスピーディーに販売できるアウトレットのマーケットプレイスとして、機能の改善とユーザー基盤の拡大に努めていくとしている。

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