2020.02.11

Eストアー、ネット広告代理店を買収 大手クライアントの支援体制強化

M&Aで大企業向けのサービス体制を整備

Eストアーは2月6日、ネット広告代理業を行うウェブクルーエージェンシーを完全子会社化すると発表した。これまでカートシステムに加えて、ECサイトの運営代行やマーケティング(マーケ)支援にサービス領域を広げていた。今回のM&Aで販促サービスを強化し、大手クライアントも支援できる体制を整備する。

ウェブクルーエージェンシーは、比較サイトを運営するウェブクルーの100%子会社。グループのウェブサイトの販促を支援している。Eストアーはウェブクルーエージェンシーの全株式を取得する。2月6日にウェブクルーと株式譲渡契約を締結し、3月2日に譲渡を実行する予定。取得価額は4億400万円。



Eストアーはカートシステム「ショップサーブ」を展開している。近年はシステム提供で築いたEC事業者との関係性を生かし、運営代行やマーケ支援のサービスを強化していた。

19年12月、ECサイト構築パッケージ大手のコマースニジュウイチの買収を発表し、20年1月に買収を完了している。コマースニジュウイチのパッケージを導入している大手企業に向けて、ECの運営やマーケ支援も提供したい考えだ。


中長期的に大手クライアントの獲得を推進

大手クライアントの運営・マーケ支援を強化したいと考えている中で、販促ノウハウのレベルアップが急務だった。ウェブクルーエージェンシーの子会社化で販促ノウハウを吸収し、マーケ支援体制を強化できると考えている。

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