2020.09.18

【ozie柳田敏正の「ECの未来 裏話」】第7回「お客さまのクローゼットがのぞける!?」

ビジョナリーホールディングス川添隆執行役員との対談風景

今回のゲスト:ビジョナリーホールディングス 執行役員 川添隆氏

「ECの未来」へようこそ。ネットショップ運営代行のサヴァリがプロデュースする動画メディア「ECの未来」では、さまざまな対談を紹介しています。本連載では、対談動画の本編では紹介できなかった裏話や、私の私見を取り上げていきます。ユニークな取り組みをしているゲストの人柄も紹介します。今回の「ECの未来」に登場したゲストは、「メガネスーパー」のECの責任者で、アパレルECに詳しい、ビジョナリーホールディングス執行役員の川添隆氏です。

川添氏は、コロナ禍でアパレル各社が取り組むデジタル接客の事例について、語ってくれています。アパレルEC市場では今、チャットやインスタグラムのライブ配信、Zoomなど、さまざまなデジタルツールを使った、オンライン接客が活発になっています。各社が、試行錯誤しつつ、お客さまにアプローチしているのです。

動画では川添氏が、「ライブ配信よりも実はアーカイブの配信の方が、売り上げにつながりやすい」といった裏事情や、川添氏自身が経験した「オンラインで売れるショップ店員の見つけ方」のエピソードについて、語ってくれています。

動画のepisode45の後編で話題になりましたが、Zoomを使った1対1の接客の場合、店舗で接客するよりも、お客さまが心を開いてくれやすい傾向があるそうです。リアル店舗では、他のスタッフやお客さまの目がない分、スタッフの提案に集中しやすいからなのだそうです。

さらに、川添氏は、お客さまが自宅でZoomを使っていれば、スタッフはお客さまに、「クローゼットの中を見せてください」という提案ができるという点も指摘していました。クローゼットの中身からスタッフが、お客さまの洋服の趣味を読み取ることができれば、コーディネートを提案するうえで、一番有効な情報になります。

オンライン接客でなければ、普通は家に訪問でもしない限り、お客さまのクローゼットは見ることができないものです。仮に訪問できたとしても、クローゼットをあけてもらう、心理的なハードルは相当高いでしょう。

それが、スタッフのトーク次第で、お客さまがクローゼットを見せてくれるかもしれないというところに、オンライン接客の魅力を大いに感じました。

オンライン接客を初めて実施するという企業は多いでしょう。「どのツールが一番いいのか」「どうやって始めたらいいのか」、どこも手探りなはずです。川添氏は、「こういう時だからこそ、変化に柔軟になり、『とりあえずやってみよう』という“企業の器”の大きさが大事」とも話しています。アパレルEC以外にも、通じる点があるのではないでしょうか。ぜひ動画の本編をご覧ください。


#44はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=KS4PgyLKmaQ





動画メディア「ECの未来」とは・・・ワイシャツのECサイト「ozie(オジエ)」を運営する柳田敏正社長がMCを務める、対談形式のラジオ風動画メディア。毎回、ネットショップの店長やECのコンサルタントをゲストに迎え、柳田氏がゲストの独自の取り組みについて掘り下げている。

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