2020.08.28

popIn、中国向けにスマホ動画広告の配信を開始 透明性の高い効果計測も可能

海外へのネイティブアドが配信可能な「popIn Discovery Global」を運営するpopInは8月26日、透明性の高い動画広告効果が計測可能な自動再生型スマートフォン動画広告「popIn Video Ads」の中国での配信を9月中旬より開始すると発表した。

「popIn Video Ads」は、スマートフォン上でプレイヤーを立ち上げることなく自動再生される動画広告ネットワーク。メディアのレコメンド領域に自動で再生されるため、違和感なく自然な形(ネイティブアド)で動画体験を提供することが可能だという。掲載箇所は「popIn Discovery Global」が提供するレコメンデーションウィジェット内で、次に読むコンテンツを探しているときに動画領域の50%以上が画面上に表示された場合に自動再生される。


配信のイメージ

中国国内の動画広告配信プラットフォームの多くは、再生完了数などの詳細な数値のレポーティングに対応しておらず、配信後の効果計測が難しいという。一方「popIn Video Ads」は、Viewableでの再生数、再生完了数などの各指標の計測が可能で、広告主のニーズに対応するとしている。

2020年3月末時点の中国モバイルインターネット利用者数は8億9700万ユーザーに達し、年々増加傾向にある。1人あたりの1週間の平均利用時間は30.8時間と、2018年末より3.2時間も増加していることから、新型コロナウィルスの感染拡大の影響でインターネットの利用時間が伸びていると考えられる。同時にモバイル向けショッピングの利用率は78.9%、ユーザー数は2018年末に比べ19.5%増の7億749万ユーザーと、モバイルでのショッピング需要が急速に進んでいるという。

PC、モバイルを含めたインターネットサービス全体でのサービス別成長率は、2018年に比べて、動画17.3%、ショートビデオ19.3%、ライブ配信41.4%と高い水準で成長(CNNIC「中国インターネット発展状況統計」,2020)しており、なかでも動画コンテンツ市場は、2021年には3933.1億元(約6兆231億円)規模まで成長が見込まれているという。

こうした状況を受けpopInでは、毎年開催される中国最大規模ショッピングイベント“独身の日”(11月11日)は、中国向けに商品を販売する日本企業にとって大事なイベントだであるの考えを示し、「popIn Video Ads」により購入検討者に対して自然な形(ネイティブアド)で動画広告を露出することで、商品やブランドの持つ世界観を正しく訴求し、商品理解や販売の促進を支援するとしている。


「popIn Discovery Global」
https://www.popin.cc/home/global.html

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