2020.08.27

メルカリ、フリマアプリの流通総額は28%増の6259億円 広告宣伝費や人件費の増加で営業損失193億円

メルカリが8月6日に発表した2020年6月期決算によると、連結営業損失は193億800万円(前期は121億4900万円の損失)だった。広告宣伝費や人件費が増加した。フリマアプリ「メルカリ」の国内流通総額は前期比28%増の6259億円だった。
 
連結売上高は前期比47.6%増の762億7500万円、経常損失は193億9100万円(前期は121億7100万円の損失)、純損失は227億7200万円(同137億6400万円の営業損失)だった。赤字の要因となっている先行投資は、事業拡大に向け引き続き進めていくとしている。
 
2020年4―6月期(純第4四半期)においては、新型コロナウイルスの影響による広告宣伝費削減もあり、営業利益が9億円と一時的に黒字へと転換した。国内事業における通期での調整後営業利益は前期比95%増の185億円。月間アクティブユーザー数は同29%増の1745万人と堅調に推移した。
 
「グループの成長を支える屋台骨として盤石な体制を構築することができた」(山田進太郎CEO)としている。
 
2020年4―6月期における国内のカテゴリー別流通額の内訳は、エンタメ・ホビーが26%、レディースアパレルが17%、メンズアパレルが14%、家電が10%だった。コロナ禍の影響で、屋内で楽しめるエンタメ・ホビーカテゴリーの商品が伸長した。

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