ITを柱に物流や流通領域のアップデートに取り組むコマースロボティクスがBtoB-ECの支援を本格化する。今年9月にBtoBの大規模荷主向けソリューション「LogiGram(ロジグラム)」の提供を開始する。ほかにもWMS(倉庫管理システム)とマテハンが連携する「WESシステム」の展開、主力の「コマースロボ」もリブランディングする予定だ。伊藤彰弘社長に話を聞いた。
――BtoB向け展開について聞きたい。 BtoB₋ECへの対応はカート会社と連携して対応するサービスを提供している。既存のソリューション単体でもBtoCだけでなくBtoBにも対応できるようになっている。今年9月、BtoB向けの新サービス「LogiGram(ロジグラム)」をリリースする予定だ。
ERPとの組み合わせも可能
――ロジグラムとは? 単純なECの受発注機能だけでなく、DCというディストリビューションセンターを組み込み、最適化したユーザーインターフェース(UI)で物流の作業が行えるものとなっている。
既存サービス「Airlogi(エアロジ)」で小規模から中規模のBtoB₋ECは対応できる。ロジグラムは大規模向けのソリューションとしている。
大規模となれば、通常の宅配ではなく複数の路線便を活用し、1回あたりの注文や発注量も個配と比べて多くなる。発注量や複数商品の同時梱包、届け先、届け先ごとで荷物をまとめるなど、DC機能が必須となる。
必要な場合はルート便を組んだり、送り先ごとで納品単位番号に変換したりしてまとまった処理も必要となる。
荷姿管理も大規模事業者の場合は、ケース単位やボール単位もあれば、バラの管理もある。これらから商品をピックし、検品して一つのケースにまとめる対応はBtoB特有のものだ。
大手はDCとECが別となっていて機能面とUI面の両立した対応が難しい。そこをロジグラムがサポートする。ERPなどの基幹システムの情報とECの情報を組み合わせた情報処理もロジグラムで対応可能だ。
▲ロジクラムのサービス概要 統合型EC管理システムに進化
――新しいソリューションも予定していると聞く。 今後、新しいソリューションをいくつか投入する。
1つはWMSと倉庫内の自動ロボットなどが連携するクラウドWESをリリースする。WMSをもう一段階スケールアップさせていくつもりだ。
主力ソリューションの「コマースロボ」を統合型EC管理システム「コマースロボ」にリブランディングする予定。近く正式に発表する。
新版コマースロボは受注処理(OMS)、倉庫管理(WMS)、発注管理(EOS)、顧客対応(CS)機能を提供するもので、シームレスな連携によりEC事業者のバックオフィス業務を飛躍的に効率化させていく。