2025.08.26

トマトのOSMICFOODS、高糖度トマトを「高級ギフト」に昇華 「全量糖度保証」でブランド化

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営業部 次長 梅山留美子氏

トマトの製造・販売を行うOSMICFOODS(オスミックフーズ)は、独自開発した高糖度トマトを、自社ECサイト「OSMIC FIRST onlineshop」で販売している。

自社サイトでは、高品質な高糖度トマトを軸に、ファンとのエンゲージメントを深めている。野菜を「高級ギフト」へと昇華させるブランディング戦略で、新たな市場を切り拓いている。

同社では、トマトを「野菜」から「高級ギフト」へと昇華させることに成功している。美しいパッケージデザインと、「糖度を約束する」という品質保証が、その価値を裏付けている。

同社の営業部の梅山留美子次長は「オスミックフーズの製品の根幹は、独自開発の土『オスミックソイル』にある。牡蠣殻やカニ殻などの有機物を、門外不出のレシピで発酵させて作られる、この特別な土で栽培することで、トマトの特別な甘みと濃厚な味わいを実現している。この『土作り』から始まった事業が、現在の『オスミックトマト』の品質を支えている」と話す。

「全量糖度保証」を付けている点が、同社のトマトの特長だ。扱うトマト全てを非破壊センサーで測定し、糖度別に選別するという。糖度11以上のトマトは「オスミックファースト」としてブランド化される。

糖度11は「プリンセス」、12は「クイーン」、そして希少な糖度13は「グランドクイーン」と、等級に応じたネーミングを行い、希少価値を高めている。

高糖度トマトをさらに煮詰めて作られるトマトジュースも同社の主力商品の一つ。トマトジュースは、トマトの本来持つ味だけで糖度13、15、18という甘さを実現している。JALのファーストクラスにも採用されるなど、その品質は高く評価されている。

ECサイトでは、希少品を優先的に購入できるようにしている。百貨店でも入手が困難な糖度13のトマトや限定商品は、ECサイトの会員が優先的に予約・購入できる。そのため、「ここでしか買えない」という特別感がファンを強く引きつけている。


▲高級感溢れるフルーツミニトマトギフト

アプリと連携した会員ランク制度も導入している。購入金額に応じたポイント付与や、上位会員への優遇措置によって、リピート利用を促進している。

自家消費を促すための施策も充実させている。トマトジュースの定期便では、ギフト用の箱を省くことで定価の半額になる、お得な価格設定を採用。顧客が気軽に継続購入できる仕組みを整えている。

百貨店の常設店やカタログギフト、企業の株主優待、カード会社のプレミアム会員向けギフトなど、多岐にわたる販路で採用されているのも、同社のブランディング戦略の賜物といえる。

オスミックフーズのEC戦略は、高品質・高単価な商品を、魅力的なストーリーとEC限定の特典で顧客を納得させる、一つの成功モデルと言えそうだ。単に商品を売るだけでなく、希少性や会員特典といった付加価値を提供することで、顧客のロイヤルティーを高め、持続的な関係を構築している。

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