2020.08.25

オンライン薬局「ミナカラ」が3億円調達 製薬会社とプライベート医薬品を開発

ミナカラのメンバー

オンライン薬局「minacolor(ミナカラ)」を運営するミナカラは8月24日、事業拡大を目的とした3億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、Spiral Innovation Partners、インキュベイトファンド、STRIVE、朝日メディアラボベンチャーズ、カイゲンファーマ。調達した資金により、製薬メーカーとの連携、より多くの人に活用してもらうための人材採用などを推進するとしている。

「minacolor」は、ユーザーが正しい知識とともに医薬品を購入できるオンライン薬局。オフラインの薬局と同じように、薬剤師や薬剤師が保有する情報から自分の症状にあった薬を知ることはもちろん、インターネット決済での購入、その後の服薬管理までを一気通貫で提供する。薬を中心とした現在の取り扱い点数は800SKU。一般用医薬品をはじめ、製薬メーカーと独自開発したプライベート商品の中から、患者の症状に対して最適な薬を提案する。


ユーザーが正しい知識とともに医薬品を購入できるオンライン薬局を目指す

2014年に第一医薬品のインターネット販売が解禁、2018年にはセルフメディケーション税制の大きな法改正の流れもあり、医薬品のオンライン販売は注目を集めているという。ミナカラでは、2018年より製薬メーカーと共同でプライベートブランドの医薬品開発および販売を実施。プライベートブランドは、既存の商品販売に比べ、アフターフォローが充実する点やECデータを活用できる点において製薬メーカーと患者の双方メリットが高いのが特徴だとし、市場背景および現状提供サービスの結果、今回の資金調達に至ったとしている。

今回の資金調達により、同社の累計調達額は10億円となった。今後はオンライン医療時代を見据えたセントラル薬局(集合調剤・物流施設)の開発、製薬メーカーとの共同開発医薬品(PB医薬品)の企画開発、および製薬メーカー自身のD2C展開の支援・販売促進・マーケティング支援などに取り組んでいくとしている。


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