レビュー購入のCVRは2.6倍
加藤:「ReviCo」を使い始めてすぐは、「かわいい」「かっこいい」だけの短いレビューコメントが多かった。そこで、レビュー投稿時の最低文字数を設定できる機能を利用し、30文字以上で投稿できるように改変したところ、レビューの質を上げることができた。
意外だったことは、最低文字数を30文字に設定した前後で比較をしても、レビュー投稿率は変わらない結果だった。投稿数を減らすことなくレビューの質を改善できたということになる。
せっかく質の高いレビューを投稿してもらっているので、商品やサービスの改善等にしっかり生かしていきたい。
他にも最近の話だと、人気IPとの限定商品のEC販売が実店舗よりも1週間ほど遅れてしまうことがあった。すると実店舗の購入者が先にレビューを投稿してくれていたので、ECで購入が可能になったタイミングで、すでに多くのレビューが集まっている状態を作れた。ECと実店舗、どちらからもレビューを集めることの重要性を感じた。
▲レビューがCVRに貢献している吉岡:「ナルミヤオンライン」全体のレビュー評価を見ると、(5段階評価のうち)星4以上の好評価が93.5%と高い。残りの6%くらいが星3以下のご指摘も含むようなレビューとなるが、このリアルな声はどのように活用しているか
加藤:そのようなコメントは役員、ブランドマネージャーに共有している。
もしも「不良品だった」などの内容があれば、返品対応などのフォローをCSチームが積極的にお客様に対してコミュニケーションを取っている。
吉岡:「ナルミヤオンライン」での2024年6月からの1年間において、レビューを見て買う人のCVRが、見ない人と比較して2.58倍高いという結果だった。子ども服は透け感や伸縮性が特に気になるので、コメントだけでなく、各項目の評価も取得している。その内容をチャート形式で表示してあげることで、一目で商品の特徴を把握できる状態を作っている。
▲「伸縮性」「生地の厚さ」などの項目を設定加藤:大人用の服と比較して子ども服においてはコーディネートの写真を豊富にそろえるのは難しい。ビジュアルで見せきれない分を、データを含むレビューで補完することができている。
年齢や国境超えた成長へ
坂居:今後の展望は?
加藤:2024年9月デビューの新ブランド「Mi-je(ミジェ)」やECサイトのオープン化など、キッズだけでなくティーンズに向けたブランド展開を加速している。
▲新ブランド「Mi-je」「ナルミヤオンライン」では、他社が出店できるオープンモール化を促進し、新生児向けの商品も拡充している。30~40代のファミリー層向けの商品を扱っている企業とぜひ協業したい。
海外EC事業については、まだ年商1~2億円の段階だが、これから中長期的に投資して伸ばしていく。現地店舗とも協力しながら成長していきたい。
吉岡:ReviCoとしては、レビュー以外のソリューションも広げていきたいと思っている。すでに提供開始しており、ナルミヤさまにもご利用いただいているレコメンドサービス「ReviCoレコメンド」や、ECサイトのカート機能を簡単に拡充する新サービスなども、もうすぐ提供が始まる。レビューツールをさらに進化させる開発も進行しており、EC事業者さまにとってさらに価値の高いサービスにしていきたい。
■ナルミヤオンラインhttps://www.narumiya-online.jp/shop/default.aspx■ReviCohttps://www.revico.net/レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」を350以上のECサイトに提供。ECサイト・実店舗を問わず商品やサービスを体験した消費者から良質なレビューを数多く収集し、サイト内へ掲載する。データを分析しマーケティングに活用し、コンバージョン率の向上やユーザーコミュニケーションを促進させる。
■awoohttps://awoo.ai/ja/AIサジェストプラットフォーム「awoo AI」を130以上のサイトに提供。回遊性やCVR改善をはじめとしたCX指標を高め、ビジネス全体のパフォーマンスを向上させる。