カートシステム「ECーORANGE」やPOSレジ「ORANGE POS」などを提供するエスキュービズムは今年2月、スウェーデンのランニングシューズブランド「CRAFT(クラフト)」の販売を開始した。ランナーに向けた詳細な情報提供や、ポップアップストアとのOMO連携に注力し、売り上げを伸ばしているという。
ランニングシューズ業界は、コロナ禍のランニングブーム以降も需要が高いままだ。シューズの品質や機能にこだわるランナーが多いことから、同社ではオウンドメディアなどによる情報提供を重視しているという。
▲最先端スーパーレーシングシューズ「Kype Pro(キーププロ)」「高品質かつ高単価な商品なので、店頭で見て衝動買いするものではない。ランナーが求めるスペックなどの情報は、まずは文字ベースでしっかりと届ける」(薮崎敬祐社長)と話した。
インフルエンサーによる動画レビューや、参加型のイベントも強みとなっている。イベントは毎回数十人が参加し、他社と共催することもあるという。
同社はECとPOSの運用ノウハウを持っていることから、「CRAFT」でもOMO施策を推進している。ECサイトとポップアップストアの在庫を共通化することで、消化率を高めている。
「実店舗は試し履きができるなどのメリットはあるが、シューズはサイズとデザインによりSKU数が多く、十分な在庫はそろえにくい。ECサイトとリアルを連携したOMOとの親和性は特に高い」(同)と説明した。
秋冬はアパレルも扱う予定だ。自転車やノルディックスキーなどで着用する、高機能素材のインナーなどの品ぞろえを拡大する。
「機能性が評価され、高価格商品もよく売れている。新興メーカーとしての存在感を発揮し、高成長を目指す」(同)と意気込んだ。