百貨店事業を行う松屋の連結子会社であるMATSUYAGINZA.com(マツヤギンザドットコム)は、オムニチャネル型プラットフォームとして、ECサイト「matsuyaginza.com(マツヤギンザドットコム)」を展開している。リアル店舗とデジタルを融合させる取り組みを行っている。国内顧客だけでなく、海外顧客の利用も想定した作りになっている。同サイトは、「免税購入機能」を備えており、増え続ける訪日外国人の需要にも対応できるという。
同サイトは、2024年11月にオープンした。開設の狙いとしては、①既存顧客の利便性向上や、会員登録数の増加(新規ID化) ②顧客とのタッチポイントの拡大による、店頭の混雑緩和や、接客機会の増加 ③店頭にないブランドラインアップの拡充による、顧客満足度の向上や、売り上げの伸長――があるという。
東京・銀座の百貨店「松屋銀座」の4階には、同ECサイトで購入した商品を受け取れるピックアップカウンターを新設。ロイヤルカスタマー向けの専用サロンも設けたとしている。
サイトでの注文時、国内顧客は、「配送」「店頭受け取り」の内、どちらかを選択できる。
事前に予約し店舗で受け取れるため、確実に商品を確保した上で、スピーディーにショッピングできるとしている。
▲専用サロンを新設海外顧客が同サイトを利用する場合は、商品を受け取る際の決済において、免税手続きまで完結する。購入後に免税カウンターに並ぶ時間も手間も短縮できるという。
松屋の銀座本店副店長(マーケティング担当)を務める服部延弘氏は、「今までのECサイトでは、実店舗との融合は難易度が高く、課題だと感じていた」と話す。
「新サイトでは、実店舗の、品ぞろえやサービス内容、ブランドの世界観といったことが伝わるよう心掛けている」(服部氏)と言う。そうしたことを表現できる、サイトデザインやユーザビリティーの実現を目指したとしている。