ZOZOの2025年3月期における商品取扱高は、前期比7.0%増の6143億6000万円だった。ZOZOTOWN事業は計画未達となるも、「ヤフーショッピング」での販売が計画を大きく上回ったことが成長に寄与した。商品取扱高、営業利益、純利益の全てが通期計画を達成し、いずれも過去最高実績を更新したという。
営業利益は同7.8%増の647億5600万円、純利益は同2.3%増の453億4600万円だった。営業利益については、倉庫内の作業効率が期初想定を上回ったことによる物流関連人件費の抑制がコスト低減に寄与したという。ZOZOTOWN事業の商品取扱高は同5.9%増の4919億4000万円だった。
【事業別の実績】
商品取扱高の達成について、「2025年1-3月期(第4四半期)は商品取扱高の通期計画達成に向けて売り上げの下支えをするため、2024年10-12月期(第3四半期)までに未消化だったプロモーション費用を積極的に投下した」(栁澤孝旨CFO)と説明した。
「ZOZOTOWN」の年間購入者数は1221万7038人となった。1~2月はセール在庫の不足などの影響により新規会員の獲得に苦戦したが、3月以降はウェブ広告などの集客プロモーションの積極展開や春夏物の需要上昇により好転したという。
澤田宏太郎CEOは中長期的な目標である商品取扱高8000億円達成のために、①より幅広い層の取り込み ②1人当たりの購買頻度の向上 ③生産支援 ④コスメ拡大とその次 ⑤テクノロジーの収益化――の5大軸で事業拡大をする方針を改めて確認した。

2026年3月期の商品取扱高は同1.5%増の6236億円、売上高は同5.1%増の2241億円を計画している。4月に買収したLYST単体の業績影響は現在精査中で、計画値には未反映となっている。