インターファクトリーは7月22日、ECサイト構築ツール「ebisumart」においてネットプロテクションズの後払い決済サービス「NP後払い」の即時与信を搭載した「NPコネクトプロ」とAPI（完全自動登録）連携を開始した。即時与信機能により、「ebisumart」ユーザーの運用負荷の削減とさらなる利便性の向上を図る。
今回の連携により「ebisumart」を利用するEC事業者は、与信結果の即時開示により、与信NGとなった購入者へ決済方法の変更を画面上で案内できるようになる。ネットプロテクションズは、受け付け完了後に後から個別に決済方法の変更を案内をしていた従来と比較し、業務効率の改善と運用コストの削減が期待できるとしている。またECサイトを利用する顧客に対し、後から決済方法を変更する手間や、変更を促す案内の見逃しによるトラブルなどを防ぐことでスムーズな購買を提供できる、キャンセル率低減による売り上げ向上が期待できるといったメリットもあるとしている。
「NP後払い」では従来、自動審査と併せて一部目視での審査を行うことで、高水準の与信精度を維持していたという。しかし即時に審査結果が通知されないことで、与信NGとなった購入者には申込が完了した後に別途決済方法変更の案内をする必要があった。さらに案内の見逃しや商品への熱が冷めてしまった等の理由で、決済方法を変更せずに申込がキャンセルになってしまうケースもあったという。与信NGの発生量は取引規模と比例することから、大手事業者を中心に即時与信機能の導入に多くの希望が寄せられていたとし、昨年より開始した「NP後払い」の大規模アップデートにより、高水準の与信精度を保った即時与信機能の提供を実現。今回の「ebisumart」との連携に至ったとしている。
