2020.08.05

【ozie柳田敏正の「ECの未来 裏話」】 第4回「プラットフォームは店舗の個を生かせ」

今回のゲストはまくらの河元智行社長

今回のゲスト:まくら 河元智行社長

「ECの未来」へようこそ。ネットショップ運営代行のサヴァリがプロデュースする動画メディア「ECの未来」では、さまざまな対談を紹介しています。本連載では、対談動画の本編では紹介できなかった裏話や、私の私見を取り上げていきます。ユニークな取り組みをしているゲストの人柄も紹介します。今回の「ECの未来」に登場したゲストは、まくらや寝具のECを運営するまくらの河元智行社長です。

まくらは、まくらのECとして知られていますが、実はシステム開発の会社としても有名です。12年には、過去の販売データから未来の受注予測を行うシステムを開発し、経済産業省の賞も受賞しています。

まくらは、ECの常識を覆す「無在庫販売」を実現しています。河元社長によると、無在庫の状況で受注をしているのにもかかわらず、売れた商品の8割を「あす楽」で発送しているそうです。普通に考えれば、在庫のない状態で受注してしまうと、お客さまに商品が届かないという状況が発生しそうですが、まくらのシステムがそれを可能にし続けているのだそうです。

こうしたまくらのシステム開発技術の評判を聞きつけて、某世界的な企業から、共同開発の話が来ることもあるそうです。

動画収録の打ち合わせでは、河元社長と、「ネットショップは、もっと自らの『個』を発信すべきでは」という話題になりました。例えば、現在、ネットショップの多くが、ECモールが提供するライブコマース機能を活用しています。ただ、ライブコマースをやることが目的になり、「個を発信する」ということが弱くなっています。個性を主張しなければ、逆に没個性の、Amazonのようなモール直販の店舗に負けてしまうのです。

河元社長は、こういった流れに対して、「個が分かるように、もっと店舗のプロフィールを作りこみ、動画と写真を厳選し、モール内検索だけでなく、グーグルの検索にもヒットするような、モール環境が必要ではないか」と話していました。

動画本編では、まくらが取り組む、プレスリリースの発信で認知度を獲得する話や、SEO対策で必要な3つの要素などについて、話してくれています。「ECの未来」としては初の、3本立て配信で、濃い内容となっています。お楽しみください。


#37はこちら▶▶https://www.youtube.com/watch?v=LGlzMFkbO-I&t=579s



 


動画メディア「ECの未来」とは・・・ワイシャツのECサイト「ozie(オジエ)」を運営する柳田敏正社長がMCを務める、対談形式のラジオ風動画メディア。毎回、ネットショップの店長やECのコンサルタントをゲストに迎え、柳田氏がゲストの独自の取り組みについて掘り下げている。

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