1911年創業のヤマト醤油味噌は2021年、新ブランド「まごはやさしいこ」を立ち上げた。同社では、「一汁一菜に一糀(こうじ)」をコンセプトに、みそやしょうゆといった発酵食品を販売している。新ブランドでは、日本の伝統食材を表す「まごはやさしい」に、糀の「こ」を加えた食材を用いた商品を展開している。「調理するだけ」「盛りつけるだけ」という手軽さながら、体全体を整える商品ラインアップになっているという。
「まごはやさしいこ」は、コロナ禍以降、消費者の健康志向が高まっていることを受け、始めたブランド。「これを食べたらいい」ではなく、「食事を見直す」をコンセプトにしているという。
「まごは(わ)やさしい」とは、「まめ」「ごま」「わかめ」「やさい」「さかな」「しいたけ」「いも」という、日本の伝統食材の頭文字をとったもの。これに、同社の主力商品である「糀」を用いた発酵食品を加えているという。
▲「ブリの加賀味噌漬け」同ブランドで販売しているのは、「ブリの加賀味噌漬け」「鶏トロの金沢白糀漬け」など、食材に糀などをプラスした商品だ。魚は福井県、鶏や豚は石川県など、国産の食材を使っており、添加物は使っていないという。
▲「鶏トロの金沢白糀漬け」「しょうゆやみそなどの調味料は、地域性が強い。地元顧客への販売や、飲食店などへの卸はあっても、観光客が減ってしまっており、県外の人に届ける機会は少ないのが現状だ」(EC担当者)と話す。
「まごはやさしいこ」は当社のみそなどを使うだけでなく、地元企業の肉や野菜なども原材料として使用する、?協業?のプロジェクトだ。糀はメイン食材にはならないが、とても良い食材。地元の企業と協力し、糀の良さ、北陸の良さを全国に伝えていきたい」(同)と話している。