2020.07.31

ベイクルーズ、ECサイトで画像検索機能を提供 AIが似ている商品だけでなく、コーディネートまで提案

ビジュアルAIテクノロジーの利用イメージ

ベイクルーズは7月30日、ECサイト「ベイクルーズストア」にギャプライズが提供するビジュアルAIテクノロジー「Syte」を導入した。スマホECサイトでユーザーが欲しい商品の画像(雑誌画像など)をアップロードすると、AIが似ている商品を検索できるようになった。今後、パソコンサイトやスマホアプリでも提供する予定だ。

「こんな服が欲しいけど、どう検索したらよいかわからない」というユーザーのニーズに応え、求めるイメージに限りなく近い商品をお薦めし、スムーズに希望の商品を購入できるようにした。検索で入力したビジュアルに類似した商品だけでなく、それに合ったコーディネート提案まで行う。今後、ECだけではなく、実店舗での活用も視野に入れている。



アップロードした画像からトップスやスカート、アクセサリーなども認識する

市場分析ツール「SimilarWeb」で検索したところ、ファッション業界全体として「キーワード検索」経由の流入割合が低いことが分かったという。商品の素材感や色などのニュアンスを言葉で表現するのが難しく、ユーザーは理想のアイテムにたどり着づらい環境にあると判断。顧客アンケートでも、「ECサイトの検索UIの改善」がほぼ毎回1位となっており、課題があると感じていた。

ビジュアルAIテクノロジー「Syte」は、実店舗での利用も実現できるため、ベイクルーズの「オムニチャネル」や「ユニファイドコマース」といった方針にも合致していたという。アラインできる「店舗でもデジタル体験ができるサービス」。画像検索だけでなく、コーディネート提案ができる点も良かったという。

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