The Chain Museumは、現代アートのプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営している。アート作品の購入ハードルは高いが、同社が運営するギャラリーなどオフラインからの導線や、好みの作品を見つけやすくする仕組みにより、初めてアート作品を購入するライト層の購入も増えているという。
「ArtSticker」は、①作品の検索や購入②アーティストのフォローによる通知③チャットの相談④イベントのチケット購入⑤アーティストの支援ーーの機能を持つ。
最初から作品購入を目的としてサイトを利用する顧客も一定数いるが、展覧会などアートイベントのチケット購入をきっかけとした流入も多いという。例えば、3月25日から開催する企画展「対話への帰結」では、レセプションのチケットや出展作品を「ArtSticker」上で購入することが可能だ。
▲アートコミュニティ「ART TRAVELER」による企画展「対話への帰結」を開催同社は2024年7月から、EC機能を強化している。作品購入を希望するユーザーが、作品購入の順番待ちを登録できる「ウェイティングリスト」機能を追加したほか、パーソナライズした商品提案をしているという。
▲購入を支援する仕組み(画像は一部を編集しています)「これまでのサイトでは、SNSのタイムラインのような見せ方をしていたが、作品自体をしっかり見せるようにしたことで、購入数が増えている。購入しやすさだけではなく、業界にとって”意義のある”ECサイトにしたいという思いを持っている」(経営企画 池田奈津氏)と説明した。
国内では、ギャラリーや美術館に行く人は多いが、予算や飾り方に戸惑うなど、購入のハードルが高いのが現状だという。実際に部屋に置いたときのイメージができる「view in a room」の機能や、アートコンシェルジュに相談できるチャットなど、初心者でも購入しやすい仕組みを整えている。作品を買わなくても「Sticker(投げ銭)」により、アーティストを支援することも可能だ。
▲アートの「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム今後については、「ギャラリーなどのオフラインでアート鑑賞を楽しめる場と、オンラインの購入体験をつなぐプラットフォームとして、幅広い層にアートを楽しんでもらうことがミッションの一つ。日本の作品は海外からの注目も高いので、グローバル展開も加速していきたい」(同)と意気込んだ。