ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」を運営するクラダシの業績が拡大している。2024年7-12月期(中間期)の売上高は、前年同期比14.6%増の15億5400万円だった。今期から子会社化した高齢者向けに弁当を通販で届ける「Dr.つるかめキッチン」を展開するクロスエッジの売上高が加わる。クラダシは今後、既存事業であるEC事業を拡大しつつ、サプライチェーンにおける機能拡充や、M&Aを模索して、さらなる会社の成長につなげていく。
「Kuradashi」はフードロス削減に特化した食品ECプラットフォーム。メーカー企業で生まれてしまう食品ロスを買い取り、「Kuradashi」でお買い得価格にて販売する。メーカー、消費者、社会が良くなる三方良しの仕組みを提供している。
純第2四半期(2024年10‐12月期)の売上高は、同11.8%増の8億9000万円、EC売上高は同15%増に成長した。
「純第2四半期に関しては、年末商戦として、おせちの販売の繁忙期であることと、『Dr.つるかめキッチン』事業の取り込みにより、増収につながった」(河村晃平社長CEO)と話す。
「Dr.つるかめキッチン」に関しては、子会社化後もサービス内容は変更せず、新規顧客の獲得と既存顧客の定着の強化を図っている。新規顧客獲得は、アフェリエイト、頒布会、代理店との連携など、集客チャネルを多角化している。既存顧客の定着は、河村社長CEOが率先して状況を確認している。
▲「Dr.つるかめキッチン」「顧客層で言うと、もう少し年代層を広げていきたいと思っている。『Dr.つるかめキッチン』は専門医と管理栄養士に監修指導していただいている制限食で、お客さまがサービスを止めるときは入院するときになる。当社としても今後、サービスを利用する人の幅を広げていきたい」(同)と説明する。
ECサイト「Kuradashi」に関しては、これまで在庫の圧縮に取り組んできた。今後はメーカー商品だけでなく、オリジナルブランド「Kuradashiオリジナル」や、災害備蓄品の「【備えてKuradashi】デイリーストック定期便」の販売に注力していく。
「『Kuradashiオリジナル』は製造過程で一定数発生する規格外・端材などを商品化した。2024年よりテスト販売を開始し、25年1月時点で約50商品数を掲載している。現在も月間で20~30のペースで商品数を拡大しており、今後もお客さまが求める商品を開発していく」(同)と話す。