メルカリはこのほど、MVNO事業に参入し、「メルカリ」を通じて簡単に申し込みや管理ができるモバイルサービス「メルカリモバイル」の提供を3月4日に開始した。データ通信量(ギガ)を1GBから個人間で売買できる機能を備え、柔軟な料金プランへの潜在的なニーズに対応する。
メルカリが提供を開始した「メルカリモバイル」は、日本で初となる個人間のデータ通信量(ギガ)の売買機能を備えたモバイルサービス。月々のギガが余ったり、不足した際は、通常のフリマアプリのように、1GB/200円から「メルカリモバイル」のユーザー同士で売り買いができる。
ギガを売って得た売上は「メルカリ」の残高にチャージされ、「メルカリ」はもちろん、「メルペイ」を使って日常の買い物や「メルペイ」のあと払い決済サービスの清算にも利用できる。一方、購入したギガは、即座にデータ容量に反映される。
申し込みから支払いまでをフリマアプリ「メルカリ」で完結でき、月額990円(2GB)から利用できる。ギガの売買は、「メルカリ」のように出品・購入が可能だ。
申し込み手続きは、通常利用している「メルカリ」アプリで完結できるという特徴も備える。毎月のデータ通信量や支払いもメルカリから簡単に管理できる。
▲2つの特長料金プランは月額990円(2GB/税込)と2390円(20GB/税込)の2種類で、docomo回線を利用した音声・SMS・データ通信サービスを提供。iOSの「メルカリ」アプリユーザーは3月4日から段階的に利用が可能になり、Androidについても順次提供を開始するとしている。
2010年代にスマートフォンが広く普及して以降、大手キャリアのサブブランドやMVNOの登場により、通信契約の選択肢は大きく広がった。一方で、メルカリの調査によると、「スマートフォンの通信キャリアを変更したことがない」もしくは「変更経験が1回まで」の消費者は64.4%を占めた。契約手続きの煩雑さなどにより、積極的な乗り換え・変更には依然としてハードルが高いことが伺える結果となった。
通信プランについての調査では、月々のデータ通信量(ギガ)が余っても「特に何もしていない」「繰り越しているが、結局使わず余る」の合計が75.0%、データ量が足りない人のうち45.2%は「毎月追加でギガを購入する」など、契約内容と実際の利用実態にはギャップがあることが判明した。
さらに、料金プランの柔軟さへのニーズについてたずねたところ、「使い方に合わせてプランを自由にカスタマイズしたい」意向がある人は78.6%に上ったとし、これらの課題を解決し、より柔軟でおトクなスマホ利用体験を実現すべく、「メルカリモバイル」の提供に至ったとしている。
メルカリは、グループミッションに「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」を掲げており、今回の「メルカリモバイル」の提供開始により、価値の循環に新たに「ギガ」が加わり、ギガをモノやお金、暗号資産やNFTといった別の価値に変えることが可能になった。「メルカリモバイル」を通じて、誰でもかんたんに利用でき、ギガを無駄なく使える選択肢を提供し、スマホ利用を柔軟でお得にしていく考えを示した。