2020.07.28

ポーラ・オルビス、D2C支援のSUPER STUDIOへ出資 D2Cスタートアップへの共同支援も

ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は7月28日、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業において、D2C支援企業のSUPER STUDIOに出資したことを発表した。SUPER STUDIOはEC基幹システム「EC Force」やD2Cブランドの立ち上げから運用まで支援するサービス「Apollo D2C」などを提供しており、D2Cをシステムやマーケティング、運用と包括的に支援する体制を整えている。支援実績も伸ばしており、高い成長性に期待し、出資に至った。

D2C(Direct to Consumer)とは、自社で企画及び製造した商品を自社ECサイトで販売から管理まで行う販売モデルのこと。従来は販売代理店や大手小売経由で販売をするのが一般的だったが、SNSやネット広告で消費者個人へダイレクトにリーチできるようになり、発展している。

ポーラ・オルビスHDは2018年2月、社内ベンチャー制度によってCVC事業を立ち上げた。主な投資領域をD2C、Beauty Tech、Retail Techとしており、国内化粧品業界においては、最多規模の投資先数となっている。ベンチャー企業とのオープンイノベーションの取り組みでもあり、ポーラ・オルビスHDの事業活性化にも貢献することを目指している。

SUPER STUDIOは、「EC Force」を中心に国内のD2Cスタートアップを下支えしている存在。ポーラ・オルビスHDの出資先企業においても既に数社連携しており、今後は同社と共同でD2Cスタートアップを支援する取り組みも展開する予定だ。今後、さらにEC化が進むと予測される中でポーラ・オルビスグループとも親和性が高いと考え、出資を決めた。今回の出資を期に、ポーラ・オルビスHDの出資先に対して、SUPER STUDIOのコンサルティングサービスや「EC Force」を特別条件で提供していく。


「SUPER STUDIO」

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