2020.07.18

【記者コラム】ゲーマーの死活問題

外出自粛期間中の余暇、家でTVゲームをする時間が格段に増えました。放課後に友達の家へと集まり、コントローラーを奪い合ったのは、はるか昔。今では、インターネットを通じ世界中の人とつながることができます。自粛期間で対面での交流が制限される中、スマホアプリ含めたゲームに救われている人も多いのではないでしょうか。

 一人のゲーマーとしての個人的な見解ですが、TVゲームというコンテンツそのものも、デジタルシフトが急速に進んでいるように思えます。店頭(あるいは通販)でのパッケージ販売と、オンラインプラットフォームを介したダウンロード販売。日本ではまだまだ前者が主流ですが、私は近い将来にダウンロード販売が、より一般的になっていくと考えています。

両者の特徴はさまざまですが、ダウンロード販売の強みの一つが「あらかじめダウンロード」(プラットフォームによって呼称は変わりますが)機能です。文字通り、予約購入したゲームのデータを、発売日前に自分のゲームハードへあらかじめダウンロードできるというもの。この機能により、発売当日に日付が変わったその瞬間から、新作ゲームを楽しむことができます。

これまで私は新作ゲームを購入する際、深夜営業を行う地元のゲーム屋を利用していました。日付が変わる瞬間を見計らい入店・購入し、「1秒でも早くプレイしたい!」という思いがあったからです。しかし、コロナ禍により行きつけのゲーム屋さんも営業時間を短縮。全国各地で起きているであろうこうした事態は、ゲーマー各位にとっては死活問題です。
 
こうした事態を受け、私は今春以降、パッケージ購入からデータ購入へと徐々にゲームライフをシフトしています。気になるゲームを購入する際は「あらかじめダウンロード」をフル活用。おかげで、発売日当日からストレスなくゲームを楽しむ環境を作ることができました。

もちろん、ゲームはあくまで娯楽でありホビーです。ただ、娯楽であるからこそ、購入プロセスを含め100%、自分が満足できる体験を求めてしまいます。こんなわがままなゲーマーのニーズに対応するため、ゲームを含めたコンテンツ販売はますます便利に、多様になっていくのではないでしょうか。そしてそこで、ネットを活用したデータ販売はますます重要な役割を持ってくるはずです。

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