コーヒー豆やティーバッグ式のコーヒーを販売するライトアップコーヒーは、2014年7月にECサイトを立ち上げた。開設当初は、コーヒー豆の販売がメインだったが、ティーバッグ式やキューブ型も追加。コーヒーを通して、人を豊かに楽しくすることを目的に事業展開している。
コロナ禍は、同社が運営する店舗にも影響を与えたが、ここ数カ月はECの売り上げが伸びているという。2020年4月と5月のEC売り上げは、前年同期間比で10倍以上に伸びたという。6月以降は、店舗への来店が増えつつあるが、ECも依然として好調に推移しているという。
同社の代表である川野氏は、大学在学中にコーヒーに入れ込み、コーヒーの知見や知識を独学で学び続けてきた。
これまでに1万種を超えるコーヒーのテイストを確かめた。海外のコーヒーの生産地にも自ら足を運んできた。店舗やECサイトで提供しているコーヒーは「これまでの経験でたどり着いた商品。味には自信がある」(同社)。
提供する商品は、焙煎方法も含めA/Bテストを繰り返し行っている。消費者にとって最適なコーヒーを提供しているという。
これまでに得た知見などを紹介するには、シンプルなECサイトが最適だと考えている。背景には「専門的に作りすぎるとコーヒーの敷居が高くなり、認知される人の領域が限られてしまう。サイトは見やすく、シンプルに作ることで、コーヒーを飲んでみようとする人が増える」(同)と話している。
2020年4月に販売した「エスプレッソキューブ」2020年4月からは新しいコーヒーの販売を開始した。家庭では難しいエスプレッソで抽出したコーヒーを急速冷凍し、真空保存が可能なエスプレッソキューブとして商品化した。キューブ状に仕上げた商品は見た目もよく、ここまで順調に売り上げを伸ばしているという。
7月には、ECとは別のドメインで、法人向けのコーヒーサービス事業も新たに開始。少しでも多くの人にコーヒーを飲んでもらう環境とサービスの提供に取り組んでいる。
「LIGHT UP COFFEE Webshop」