2020.07.08

鴻池運輸、飲食業界向け冷凍魚介商品のECを開始 OEMや留め型などの要望にも柔軟に対応

鴻池運輸は7月7日、飲食業界向けに和風・洋風の冷凍魚介商品を販売するECサイト「魚匠えびす」を開設した。運営を行うのは、同社が大阪木津卸売市場内にて運営する「食品加工場 KIZU process center」。独自開発した製品の販路拡大を目指す。

鴻池運輸が2019年4月に開設した「食品加工場 KIZU process center」は、高品質な食材の調達に適した大阪木津卸売市場の敷地内に位置。切る・煮るなど複数の食材の加工工程と、高度急速冷凍加工を組み合わせた食材の加工・輸出拠点として稼働している。今回開設したECサイト「魚匠えびす」では、同センターで独自開発した製品の販路拡大を目指し、主に飲食業界をターゲットにしたプロの目利きによる「本当に美味しい新鮮な魚」の半加工品を中心に提供。OEM(受託製造)や留め型商品の依頼にもオーダーメイドで対応し、小ロット・多品種での注文や、細かな味やサイズの要望にも応えるとしている。業務用商品では珍しい加工した商品の個包装にも対応しており、必要な時に一品ずつ使用できることから、フードロスの削減も可能だという。

一般消費者向けには、解凍して温めるだけで誰でもプロの味が手軽に楽しめる完成品の和風シリーズ「魚ゑびす」と、洋風シリーズ「Osakana Cucina(おさかな くっちーな)」のオリジナルブランド商品も提供。いずれも国内外の有名ホテルや在外日本大使館の公邸などで活躍した一流料理人がプロデュースし、煮物や焼き物、魚介のマリネやカルパッチョなど手間をかけたこだわりの料理に、鮮度とうま味を瞬時に閉じ込めるという独自の急速冷凍加工を施している。

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や在宅勤務の増加に伴う自宅での食事機会の増加により、保存性が高く、短時間調理でお店の味が楽しめる高級冷凍食品の需要が高まっており、「魚ゑびす」「Osakana Cucina」ともに、こうしたニーズにも最適な製品だとしている。鴻池運輸では、物流の枠を超えた広範な業務の中で培った流通加工や生産請負のノウハウを活用した当サービスを通じ、顧客のニーズに合わせた商品の提供に努めていくとしている。


「魚匠えびす」

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