2020.07.03

【記者コラム】飲食店はO2O・OMOの宝庫

O2O(online to offline)とOMO(Online Merges with Offline)、この二つのマーケティングはコロナ禍の影響もあり、今後の重要な販促手法になりそうです。私は、住環境関連を取材しているため、なおさらこの二つのマーケティングが重要になると感じています。

しかし、この二つのマーケティングにおいて、参考になるのは、飲食店なのかもしれません。

先日、飲食店とEC事業を展開している企業を取材しました。その企業は、飲食店のハブ化を行おうとしていると言います。飲食店のハブ化とは?よく分からないかもしれませんが、飲食店に足を運ぶお客に、料理の味を楽しんでもらうだけでなく、店に置いてある商品を見て触ってもらう「体験の場」にするということです。置かれている商品は、店側が選定したものを置くようですが、店を展開する地域やエリアによって、選定する商品を変えているため、エリアごとでマーケティン自体も変わるようです。

実際、お店では一部の商品を除き、商品を買うことができません。あくまで店は「体験」の場を提供し、購入する際は、商品についているQRコードを読み込み、サイトへ移動し購入する流れになっています。取材した企業によると、ECでの購入者の8割がQRコードからの購入だったと言います。

飲食店は、体験がしやすい環境も提供できます。内装をオシャレに、そして居心地の良い空間にするなどです。つまり、飲食店は衣食住全てが揃い、その場で得られる体験は、どこよりも感動を得られる最高の場なのかもしれません。

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