2020.07.03

ヤフーとZOZO、「ZOZOTOWN」購入商品を「PayPayフリマ」に簡単出品できる新機能 最大1000ポイント還元で利用促進

ヤフーとZOZOは7月1日、ヤフーが運営するフリマアプリ「PayPayフリマ」において、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」で購入した商品を簡単に出品できる機能の提供を開始した。この機能を利用し「PayPayフリマ」に出品すると「ZOZOポイント」がもらえるキャンペーンを実施する。「PayPayフリマ」「ZOZOTOWN」双方の利便性を向上し、ユーザーの拡大を目指す。

今回提供を開始した出品連携機能は、「ZOZOTOWN」が保有するアイテムデータを「PayPayフリマ」に連携することで、「ZOZOTOWN」で購入した商品を「PayPayフリマ」に簡単に出品できるというもの。「ZOZOTOWN」で購入したアイテムは一定期間が経過すると、「PayPayフリマ」アプリ内に新たに設置された「持ち物リスト」に一覧表示される。そこで「出品する」ボタンを押すと、「ZOZOTOWN」が保有するアイテムデータが反映された状態で出品フォームが立ち上がる仕組みだ。


3ステップで出品完了

通常、「PayPayフリマ」で商品を出品する場合、商品タイトルや商品説明の入力、出品カテゴリの設定などが必要だが、「ZOZOTOWN」のアイテムデータを反映することにより、アイテム名やブランド名、サイズ、発売時期などの商品情報を自動入力できるため、出品者は入力の負担が減り、スムーズな出品が可能となる。

同時に実施する「PayPayフリマでZOZOTOWN商品を出品しよう」キャンペーンでは、7月30日までのキャンペーン期間中にユーザーが同機能を用いて出品した場合、1出品につき100ポイント、最大1000ポイントのZOZOポイントを受け取ることができる。ユーザーは受けとったZOZOポイントを原資にして、「ZOZOTOWN」で新たな洋服を購入し、ファッションを楽しめるという。

「PayPayフリマ」は、ユーザーにスムーズな出品体験を提供するため、2020年3月に「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」で購入した商品を対象に、商品情報の入力の手間を省き簡単に出品できる機能を追加している。今回、「PayPayフリマ」の中でも特に利用が多いというファッションの分野において、「ZOZOTOWN」のアイテムデータを連携した出品機能を提供した。「PayPayフリマ」へのスムーズな出品体験を提供することで、さらなるユーザーおよび商品数の拡大を目指す考えだ。

「ZOZOTOWN」はこれまでも、洋服の下取りサービス「買い替え割」を通じてユーザーのファッションサイクルを促進しており、今回の「PayPayフリマ」との出品連携によりファッションサイクルの選択肢を拡大した。さらに「PayPayフリマ」には、これまで「買い替え割」対象外だったアイテムの出品も可能となるため、ユーザーはより容易に自身のクローゼットの中身を循環させることができるとしている。今後も便利で快適なサービスの提供を通して、新たなユーザー獲得を目指すとしている。

ヤフーとZOZOは2019年12月、「ZOZOTOWN」が「PayPayモール」に出店することで、一次流通領域での連携を実施してきた。今後も両社は、ZHDのグループシナジーを生かす。今後、「ZOZOTOWN」への「PayPay」決済の導入を進めることで、ユーザーの利便性の追求と両社の成長をさらに加速していくとしている。

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