2020.06.25

政府、ネット広告規制で相場下落か?! 加藤公一レオ氏「効果のない媒体の排除も」


【専門家は語る】〈売れるネット広告社 加藤公一レオ社長〉



効果のない媒体の排除も


ネット広告の運用に詳しい、売れるネット広告社の加藤公一レオ社長は、「政府の方針が仕組みとして実現されれば、ネット広告の相場が下がる可能性がある。広告効果の低い媒体が排除される可能性もある」と話している。


大手広告配信プラットフォーマーが入札単価のつり上げを行わないように仕組みを設けることで、広告相場は全体的に下がると考えられる。広告主のEC企業にとっては、広告コストを抑えることができ、広告効果の改善につながることが期待される。

一方で、広告の配信ロジックや入札金額に関する仕組みをどこまで開示するかが、現段階では不明瞭。どこまでコストを抑えられるのか、政府の動向を注視する必要がある。

広告主にとっては広告を安く配信できる上、配信先も明確になることは、大きなメリットだ。ただ、媒体社にとっては、単価が上がる媒体と下がる媒体が出てくる。採算が合わない媒体は排除される可能性がある。

採算の合わないアドネットワークから脱退し、純広告の出稿にシフトする企業も多くなるのではないか。

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