2020.06.26

【記者コラム】なぜか買ってしまう心理

先日、前職時代からお世話になっていたそば屋のおかみさんから、久しぶりに飲みましょうと連絡があり、店を訪問しました。店だけでは飲み足らず、常連さんと一緒に、女将さんの自宅で2次会を行いました。

家に入ると、見覚えのある床置きマットや切れ味がよい爪切り、そして機能が充実した家電機器が。話題のアイテムから、定番品などがいろいろありました。「この商品見たことありますけど、どこで買いました?」と聞くと、「テレビ通販だよ」とおかみさん。「テレビ通販を見ていると、なぜか欲しくなる。そして買ってしまう」とも。

おかみさんは、東京・池袋近辺に住んでおり、父親と2人暮らし。年齢は60歳後半で、普段から店に出ていて体は健康そう。週に何回か娘が孫を連れて遊びにくるのだとか。

おかみさんとの付き合いは7年以上で、気心の知れた仲です。LINEの絵文字を駆使して、連絡が飛んできます。そんなおかみさんが、テレビ通販を利用し、わざわざ商品を購入するのか、その時は分かりませんでした。

通販番組で販売している商品は、たしかに魅力的なアイテムです。でも、それ以上に、テレビショッピングで買ったという行為そのものが、日々の会話やコミュニケーションツールになっているのではないかと分かってきました。

おかみさんがテレビ通販で買った商品を、私に一生懸命話す姿から、なんとなく想像できました。

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