2020.06.24

Nint、コロナによる3大モールの売上伸長ジャンルを調査 「衛生用品」「巣ごもり」「テレワーク」関連の伸びが顕著

3⼤ECモール合計 ⽉次売上推移

ECリサーチツール「Nint Ecommerce」を提供するNintはこのほど、新型コロナウイルスの影響による生活様式や消費行動変化がEC市場にどのような影響をもたらしているのかを調査した「新型コロナウイルスの影響によるEC市場の市場動向2020年2月~4月」を公開した。「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」の3大ECモール合計の売上前年比は各々増加しており、特に4月に大きく伸びている。

モール毎の商品ジャンル前年比伸長TOP50では、いずれのモールにおいても大半のジャンルにおいてコロナの影響が見られ、コロナ対策商品、巣ごもり消費関連商品、テレワーク関連商品の増加の伸びが続いている。

同調査は、Nintが提供する「Nint Ecommerce」のデータを用いたもの。「Nint Ecommerce」は、ECモールに掲載されている商品ページ、ランキング情報、レビューなどの公開情報を収集・蓄積、独自開発の統計技術をかけあわせ、推計値として売上・販売数を算出している。

2020年と2019年の2月~4月の月次売上を比較した「3大ECモール合計の月次売上昨対比」では、例年3月より売上が少ない傾向があるという4月が、2020年位おいては3月の売り上げを上回っている。また昨対比は、2月113%、3月114%、4月138%と4月に急増している。

月次の売上金額をジャンル毎に調査し、2020年4月の売上1000万円以上のジャンルを売上前年比が高いものからランキングした「ECモール毎の売上伸長ジャンル」では、商品の特性や商品レビューからコロナ動向が販売に影響していると推察されるジャンルをECモールごとにピックアップしている。


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