2020.06.17

Facebook、無料でECサイトを作成できる「Facebookショップ」を日本向けに提供 中小企業のオンラインビジネスを支援

Facebook社は6月16日、カスタマイズ可能なオンラインショップを無料で作成でき、同社の提供するさまざまなアプリで公開できる「Facebookショップ」の日本国内での提供を開始した。中小企業のオンライン事業へのシフトをサポートし、新型コロナウイルスの影響による困難の緩和に貢献を図る。

「Facebookショップ」は、オンラインショップを無料で作成し、Facebook社が提供する様々なアプリで公開できる機能。自社のカタログからおすすめの商品を選んでコレクションを作成する、画面の色を変更してショップの雰囲気をブランドイメージに合わせるなどのカスタイズを行うことも可能。Facebook社による審査で承認されれば、無料でショップを作成することができ、企業の規模や予算に関係なく、オンライン事業を始めることが可能としている。

またすでに「Facebookページショップ」や「Instagram」のショッピング機能を利用している企業は自動的にショップに移行し、メールやアプリ内で通知を受け取り次第、コマースマネージャを通じてショップの外観のカスタマイズなどが行なえるようになるという。

一般のユーザーは、企業の「Facebookページ」や「Instagram」のビジネスプロフィール、またストーリーズや広告からFacebookショップにアクセスでき、コレクションを見て興味のある商品を保存したり、注文することができる。また日本においては、企業が保有するアプリ外のWebサイトに遷移し、商品を購入することも可能だという。実店舗にいるときに店員に声をかけるのと同様に、「Facebookショップ」では「WhatsApp」や「Messenger」、「Instagram」のDMを活用してメッセージのやりとりも可能。質問をする、サポートを受けるなどの利用ができるとしている。また将来的には、「WhatsApp」や「Messenger」、「Instagram」のDM内でショップを見て、購入できるようになるという。


ダイレクトメッセージ内で購入も可能

Facebook社では、商品やブランドを発見するための新しい場所として「Instagram」の発見タブに「Instagramショップ」という機能を導入し、今年の夏に米国から提供を開始。ショッピング機能を活用している様々なブランドを紹介する公式アカウント「@shop」のコレクションからインスピレーションを得る、お気に入りのブランドやクリエイターが選んだ商品を見る、美容やインテリアなどカテゴリ別にアイテムを探すなど、新しい方法で気に入った商品を見つけ、購入できるようになるとしている。

その他にも、より簡単にリアルタイムで商品を購入できるライブショッピング機能、地元のカフェのポイント券のようなロイヤリティプログラムをFacebookアカウントと連携する方法などのテストも進めているという。

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