2020.06.11

【記者コラム】昆虫食の衝撃と笑劇

先日の取材で、人生初の昆虫食を見させてもらいました。生々しさだけでなく、昆虫が食用化している姿を見た衝撃は今も脳裏に焼き付いています。

当初の取材予定は、フィットネス関連の商品について聞く予定でしたが、いつの間にか話は脱線。終着地点は昆虫食となる「笑劇」で終わりました。

昆虫食の話になってから、いつの間にか、目の前には昆虫食が。最初は、昆虫食の価格表とかだったのですが、アリやサソリ、何かの幼虫の中身まで見せてくれるわけですね。担当の方はなんだか楽しそうに商品を紹介してくれました。1時間程度の取材で、昆虫食の魅力だけでなく、昆虫食に対する免疫も向上していました。

話によると、昆虫食は日本を除く世界さまざまな国で、日常の食事の一部として取り入れられているそうです。昆虫を駆除するだけでなく、食べるという食物連鎖のような働きは、世界に広がっているようです。また、栄養価も非常に高いとされ、スーパーフードとして注目されている昆虫食もあるようです。教えてくれた担当者は、昆虫食を1カ月程度食べ続けたら、腸内環境が良くなったと言っていました。

昆虫食は、ビジネスとしても期待されますが、生産が追い付かず、高単価な商品のため、まだ一般消費者への普及は遠いようです。殺菌などの下処理に多くの手間と時間がかかるため、一気に大量生産ができる仕組みにはなっていないといいます。日本で製造している企業はほとんどなく、海外からの輸入品でもあるため、価格も高額になってしまうとか。

最近、昆虫食を広げるべく人気ユーチューバーらが昆虫食を食べる動画を紹介して、話題を呼んでいます。しかし、製造から販売までのプロセスを確立し、なにより食べることへの抵抗感をクリアするまで、日本酷なで広げるにはもう少し時間がかかりそうな予感がします。

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