2023.11.19

Cellest、ライブコマース「ぞうねこちゃんねる」の過去最高売上を記録 月商2500万円を突破

Cellestはこのほど、国内トップクラスの販売実績を誇るライブコマース販売事業「ぞうねこちゃんねる」において、2023年10月の売上が過去最高の単月2500万円を突破したと発表した。これに伴い、ライブコマース業界の活性化、およびさらなる市場の発展を目的とし、ライブコマースにおける売上好調の秘訣を公開。満足度の高い購入体験によるリピート率の高さなどを挙げた。

Cellestは、ライブコマースを軸に事業を展開する関西発のスタートアップ企業。2017年よりライブコマース事業を開始し、運営するライブコマース販売事業「ぞうねこちゃんねる」は、数々のライブコマースイベントで1位を獲得。ライブコマーサーである“kana”氏は、1回の配信で平均150万円以上を販売するなど、国内トップクラスのライブコマーサーとしての実績を誇る。取扱商材は、アパレル・雑貨・食品・コスメ・サブスクサービスと幅広く、国内外のさまざまな商品を販売している。



2023年10月には、売上が過去最高の単月2500万円を突破した。前年同時期の売上と比較すると約5倍に成長した。これに伴い、過去最高売上達成のポイントを公開し、リピート率、顧客数、客単価、総視聴者数・総視聴時間の5つを挙げた。



過去最高売上を達成した要因として、第1にリピート率の高さが考えられるとした。10月の新規購入者が当月中に再び購入したリピート率は約58%で、ライブコマースの利用経験がない顧客に対しても、商品や購入までのフローをていねいに説明するなど、満足度の高い購入体験がリピート購入に繋がっているとした。

顧客数に関しては、全体の顧客数に対し、新規顧客の割合が1/3を占めているとし、購入頻度が高い既存顧客を維持しつつ、新規流入を目的とした情報発信を戦略的に行い、新規顧客を安定的に獲得した結果、売上を最大化することができているとの考えを示した。

客単価については、比較的手ごろな1000円~2000円程度の価格帯の商品を複数回購入してもらうことで、顧客単価(約1万6000円)を維持している。

美容商品を3日間集中的に販売する「コスメウィーク」企画など、ユーザー視点で購買意欲が高まる企画を定期的に開催することで、ユーザーの興味・関心を継続的に獲得した結果、10月の総視聴者数及び総視聴時間は、前年3月と比較して約5倍に成長。総視聴者数・総視聴時間の伸びと比例し、売上も向上している。

現在ライブコマース市場に関しては、中国が最も発展している。中国全体の2023年1月~9月のライブコマース全国売上高は、前年同期比60.6%増の約1兆9800億人民元(40兆5900億円、インターネット小売売上高全体の18.3%規模)に膨らんでおり、ライブコマースのアクティブ発信者は、9月末時点で前年同期比164.3%増の全国337万4000人におよんでいる。

一方で、日本のライブコマース市場は中国と比較すると浸透が遅く、ここ数年は日本でライブコマースが受け入れられるのか疑問を呈する声もあったが、現在大手衣料品や化粧品メーカーのライブコマースを導入する動きが活発化している。地方企業が地元の特産物を販売するためにライブコマースを活用する事例も増えており、Cellestでは、100年以上続く長野県産の味噌「山高味噌」を販売し、1回・数時間の配信でAmazon1カ月分の売上を更新した。

Cellestは、今後さらに幅広い企業がライブコマースを活用する動きは加速するとし、「日本におけるライブコマースのインフラ化」をミッションに掲げ、業種・業態に限らず幅広いパートナー企業と連携することで、ライブコマースの可能性や在り方を変え、新しいシナジーを生み出していきたいとの考えを示した。




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