2020.06.10

Qxpress Corp、コロナ禍でも海外からのEC貨物が2倍増 巨額融資後に国際物流プラットフォーム「Smartship」開始

グローバル物流プラットフォームのQxpress Corp.は6月10日、新型コロナウイルスの影響で多くの国際配送が配送停止・縮小されている状況の中、海外から日本に運搬されるEC貨物が新型コロナウイルス発生前に比べ約2倍近く増加したと発表した。各国間のインフラ・国内通関、配達業者とサービスを強化したことが奏功。さらに2020年6月には、国内・海外物流サービスプラットフォーム「Smartship」の提供を開始し、EC事業者の売上拡大をサポートする。

新たに展開予定の「Smartship」は、Qxpress Corp.で開発した統合物流プラットフォームで、送り状の自動発行機能など物流のインフラを共有する機能。これまで10年間蓄積してきたEC専用の物流・配送ノウハウと便利なプラットフォームを共有することにより、EC事業者のさらなる販売拡大への貢献を目指す。

Qxpress Corp.は、2019年にグローバル私募ファンド「Crescendo Equity Partners」から5000万ドル(約60憶円)規模の大規模投資の誘致に成功しており、それを基盤として各国家で事業展開をしている。最近では、韓国の金浦(GIMPO)に位置する物流センターを移転し、以前の7倍以上の広さに拡大した。新倉庫では、1日に6万件以上処理が可能な自動化物流システムを構築し、配送の正確度と作業効率性の改善を図った。新型コロナウイルスの影響により不足している品などを迅速に配送するため、韓国から空輸チャーター便も駆使するなど配送サービス強化に尽力しているという。

日本の良い商品を海外に発信し、販売を拡大していくために、海外進出するEC事業者への販売支援などさまざまなソリューションとプロモーション支援を行う予定としている。

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