CX（顧客体験）プラットフォーム「KARTE（カルテ）」を提供するプレイドは6月8日、CXM（顧客体験マネジメント）クラウド「EmotionTech（エモーションテック）」を提供するEmotion Techと共に、EC事業者向けのCX（顧客体験）簡易診断サービス「Simple CX Survey for EC」の提供を開始した。8月末までの申し込みに限り無料で提供する。設計や集計などの工数を押さえた調査の実施を可能にし、消費者のCX（顧客体験）の計測・理解によるサイトの改善活動を支援する。
プレイドとEmotion Techは、CX（顧客体験）向上を軸とした戦略的パートナーシップを2020年5月に締結している。協業第一弾となる「Simple CX Survey for EC」は、調査設計や集計などの工数をかけず、自社のサイト上で簡単にCX調査が可能となるサービス。利用企業は、ECサイトにトラッキングタグを設置し、簡単な設定を行うだけで希望のページにアンケートをポップアップ表示することが可能。調査の設計やアンケート作成などの作業は必要ないという。アンケートの結果は、レポートとして集計され、顧客がどの体験を魅力的と感じサービス利用を続けるのか、また一方でどの体験が顧客の不満を募らせてしまっているのかの特定が可能だという。また他社平均データと比較し、自社サービスの強みや弱みの把握にも役立てることがもできる。表示されるアンケートは数分程度で完了するもので、ユーザーの回答負担にも配慮している。
サービスのフロー昨今の新型コロナウイルスの影響により、店頭販売などのオフラインが主体だった小売事業者がEC・通販などのオンライン事業に本格参入するなどビジネス環境に変化が起こるとともに、外出制限により自宅でインターネットショッピングに触れるユーザーが増加するといった消費活動にも大きな変化が生じている。こうした現状を踏まえ、行動様式が変化しはじめている消費者のCX（顧客体験）を正しく計測、理解して課題を見つけ、サイトの改善活動のヒントにして欲しいとの想いから、「Simple CX Survey for EC」の提供に至ったとしている。
また両社は、CXをテーマにしたオンラインセミナー「今こそ、企業と関係を持ち続けてくれる『ファン』を増やす時 ～CXの改善が、ロイヤルカスタマーを増やす～」を6月18日に開催。消費行動が大きく変化する今こそ、ブランドに愛着を感じている顧客（ロイヤルカスタマー）を増やし、顧客との長期的な関係性を気づいていくことが求められているとし、CX向上によってロイヤルカスタマーを増やす方法などについて紹介するという。
